な、なんだっ!?
どういうこと?
混乱する私を振り返って、メイドさんは更に困った顔をした。
「ヘイリ様、わがままはダメですよ。
またフラン様から叱られても知りませんよ?」
だから、私はヘイリじゃないって!!
「嫌だっ!!
僕は帰らないっ!!」
また意思とは関係なく体に力が入る。
グッと足で踏ん張り、『イヤだイヤだ』と駄々をこねた。
もしかして……
私、ヘイリになってる?
見る物全ての位置が高く、
いつもなら同じ目線のメイドさんが、かなり巨人に見える。
これって……
ヘイリの小さな頃の“記憶”?
だから、さっき見た廊下の壁の写真に写っていたルカが子供だったのか……



