「思っていた以上に勘が鋭くて、私は感動しているよ」
「感動だと?」
グッと眉間にしわを寄せる。
「簡単にあの階段に気づくとは、なかなかやる人間だな」
「フン。よく言うよ。
わざと気づかせたんだろ?」
あんな地響きのあとに、メイドさんが2人も揃って眠っていたんだ。
気づかないヤツなんていないだろ。
「こらこら、そんなに睨むと美しい顔が台なしになるぞ」
とことん腹が立つヤツだ。
思ってもないことサラリと言ってんじゃねーよ。
「冗談はほどほどにして、さっさと話を進めろよ。
私はこれから何をすればいいんだ」
「なにって。
私のパーティーに参加して祝っていただければ、それだけでよいのですよ?」
「ふざけんなっ!!
っつーか、いい加減その口調やめろよっ!!
薄気味わるくて鳥肌立つわっ!!!!
言えっ!! 私への要望はなんだ」


