結局、眠れなかった。
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「はよ」
『はよ…。拓来るのはやい』
「何をー…支度全部終わっている癖に」
対面時間直後にくるなんて変な奴。
まぁとっくに帰る用意をしていた私も人の事を言えないが。
『ー…帰っていいですか』
「あ…、いや少し…」
『帰っていいですよね』
「いやまだ…」
『なんでですか。昨日いってたじゃないですか』
「はい…。どうぞ……」
多少無理矢理通る紅。
その姿にクッと笑いを押し殺す拓。
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