紅とは幼少時代からの幼なじみだった


そんな彼奴がー…“記憶喪失”


世界が変わった気がした


いや、変わった。



『あっ、うん』


彼奴はそんなこといわない


“おぅ”そういうハズだ


紅には秘密が多い。幼なじみ、タンス、子分ー…



それらは親に聞かれても答えなかった。


幼なじみの俺達の秘密だった。



彼奴には、絶対に思い出してほしくない事。



それは色々あるけど、言わなくちゃならない。


その時は、壊れないようにしなくてはならない。



すべて、俺が悪いのだから。