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「ねぇ。白瀬さんって好きな人いるの?」



「えっ!?」



“バサバサッ”



友達のいきなりの質問に持っていた教科書を落としてしまった。




「だから、好きな人!」



「い、…いないよ」


はははっと笑いながら教科書を拾った。










あのとき・・・

大谷くんのことが好きなのかなって思いだしてから大谷くんの顔を見るたびにドキドキしてる。


さっきだって異常に反応してしまったι




大谷くんとはあのときのまま。













放課後になって私は1人学校の屋上に向かった。



もう2月も終わりなのに今日は季節外れに寒い。