どうどうと渡してもいいのに…





「だっ、だって・・・・なんか恥ずかしいし…」


かぁぁっと凛ちゃんの顔が真っ赤になった。




凛ちゃんも乙女だぁ!


「うん!わかった」



私にできることなら、なんでも手伝いたい。














数十分後、グラウンドに出てみるとちょうどサッカー部が休憩に入るとこだった。




「ほら。凛ちゃん」



「う、うん…。行ってくる」


緊張しながらも凛ちゃんは川上くんのとこまで走っていった。



声は聞こえないから何を言っているかわからないけど、2人とも嬉しそうに笑ってる。












いいなぁ・・・・



私もああいう光景に憧れてた。