chocolate―泣き虫girlとクールboy―

いきなり凛ちゃんがニッと笑ったと思ったら携帯を取り出して誰かにメールを打ち出した。




まかせてって…何をするの?



凛ちゃんは打ち終わると携帯を閉じた。




「少し待ってて。もうすぐで、あいつが来るから♪」



凛ちゃんも凄く嬉しそう…




「?? 凛ちゃん、誰が来るの?」


「ん?来たらわかるよ」




凛ちゃんの言葉に
ますますハテナが増える。



一体、何をするの?















「りーーんー!」



待つこと数分。


凛ちゃんの名前を呼びながら誰か来た。




えっ?

この声って・・・







「あっ、遅い。何分待たせのよ」



「悪いって。練習が長引いて…」