「…食ってみたいな」


大谷くんは少し悲しそうな顔になった。




あっ…、そっか。
大谷くんは部活があるから行けないんだ…



「あの…。今度、買えたら大谷くん…食べる?」



すると大谷くんの顔がバッと上がった。




「マジ?」



「うん…」




私…、余計なこと言っちゃたかな?



1人不安になっていると…




「…すっげー嬉しい」



ドキッ!



大谷くんが初めて…満面な笑顔で笑った。


なんかだか…胸がドキドキする。



大谷くんの顔を見てて私も嬉しくなって笑顔になった。














「あっ。ここまででいいよ」


気付いたら家の近くの公園まで来ていた。