私はゲストルームで一夜を過ごす。


 フカフカのベットに一人では大きすぎるセミダブルのベット。


 ホテルのスイートルームのような茶系を基調としたモダンな内装。


 あの人からも逃れられた…まるで夢のような空間。


 私は夢心地の中…瞳を閉じた。



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 瞳を開けるとまだ…夢は続いていた。


 夢ではないと実感しつつも…私は自分の右頬を軽く抓る。
 頬に走る痛みが夢ではないことを物語る。


 私はカーテンを開けて…全身に朝の陽光を浴びる。

 すがすがしい気分……。


 私はパジャマから洋服に着替えていた。


 「朝メシ出来たぞ!!」


 パジャマの上を脱いだ瞬間…神さんがノックなしに部屋に入って来た。


 「きゃあああぁ~~~!!!」


 私はベットに布団の上に置いていたケータイを神さんに投げつけてしまった。


 



 見事…神さんの顔にヒット!!!