「由花は可愛いよね〜いいなぁ」



そう言うと由花は顔を真っ赤にしてジタバタしていた


「何言ってんのっ!妃芽華の方がお姫様みたいだしスタイルいいし」


そうゆう顔もいちいち男心をくすぐるんだろうな



私もこんな性格だったら恋にもあんなこと言われなかったんだろうな…



「妃芽華なに落ち込んでんの?」



急にテンションが下がった私を心配して由花が顔を覗き込んできた



「う〜ん平気だよ」


なんて言っても由花は

「妃芽華大丈夫?なんかあった?

ってえぇ!良く見ると目の回り赤いじゃない」



「ん?た、多分…寝不足かな?」



なんて下手な演技じゃごまかせなくて


「そんなの嘘でしょ。堪忍して全てを吐きなさい」


演技にスイッチが入った由花の気迫に負け

保健室でのことを全て話した