お姫様に目覚めのKissを




「でも…少しでも話しを聞いてもらえるだけで少しは気持ちが軽くなる

少しは自分のことも大切にしたら」


「………」


「まぁ知り合って間もないし、寝てる所を襲うような最悪な男だけど…

お前の話しくらい聞いてやれるし

お前も俺だったら気を使わないだろ」



そう言って微笑む恋


その笑顔には優しさが溢れていた



「ほら泣きたい時は泣けばいい。

その方がスッキリするから」



昨日までの意地悪そうな声なんかじゃなく


暖かい声でそう言われると我慢出来なくなる