「本当か…?まだ心の中では少しは残ってんだろ
」
「残ってない…。今はもう何とも思ってない」
恋は私から視線を外さないでずっと見つめていた
「…でも昨日は何とも思ってないやつを思い出して泣いたんだろ
そんなの完全にお前の中では残ってるんだろ
それにお前元カレと別れてから一度も弱音を吐いてないんだってな」
「当たり前でしょ。これは私の問題だった
だから私のマイナスな雰囲気で周りの空気を崩したくなかった」
これは本当のこと。
友達と過ごす時間も仕事仲間と過ごす時間も楽しい時間でいたい
だから言わなかった
言えなかった

