保健所入るとまた先公はいなかった



「最近サボりたいほうだいじゃん」


俺専用の(勝手に決めた)ベッドで寝ようとしたけどまた使われてた



っほんと誰だよ邪魔くせぇな


躊躇なくカーテンを開けると金と白が混ざったような綺麗な髪が見えた



「もしかして妃芽華…!?」


ベッドの掛け布団を剥ぎ取るとぐっすり眠っている妃芽華だった


「こいつサボりすぎじゃね?昨日も今日も」


まぁ俺が言える事じゃねぇんだけど



妃芽華の寝顔をじっくり見ていた



黙ってたら姫みたいな綺麗な顔してんのに口を開けば毒が飛ぶ



勿体ねぇやつ…。