今日の最初の授業は移動教室だ
由花は私の体調が悪いのを気づいてるみたいでちょこちょこ気を使ってくれる
「妃芽華。あんたさ最近なんか嫌がらせとか・・なんか言われたりしてない?」
由花の突然の言葉に胸がドキってした
え・・もしかしてそんなことまでばれてるの?
「なんで?」
そう聞くと由花は言いづらそうに
「いや・・・なんか今委員会のやつで呼ばれたときに隣のクラスの子達が話してるのを聞いたんだ
『知ってる?隣のクラスのあのモデルの妃芽華ちゃんが今いろいろと言われてるらしいよ。恋様とか達也君のことで・・。
しかもその中心にいるのが亜紀だって』
『えー!亜紀ってめちゃ怖いジャン。やることが半端ないからね』
『妃芽華ちゃんかわいいからしょうがないか』
って・・・。だからもしかしてって」
由花の言葉に何も言い返せなかった

