「ううん何にもなかった むしろ謝ってくれたよ」 そう言うと恋は頭を撫でながら 「よかったな」 って言ってくれた あぁやっぱり恋の手は大きくて暖かくて 凄く安心する 「心配させた?」 背の高い恋を見上げながら首を傾げながら言うと恋の顔が真っ赤になった 「心配するに決まってんだろ!」 その言葉に胸がキュンとした 「嬉しい!ありがとう」 満面の笑みで恋にお礼を言うと 「お前…ずるい」 「えっ何が?」 「いや、なんでもない」