あたしの、断末魔のような悲鳴が響き渡った部屋の中。



しばらくの間し~んとして。



後ろに立っている男もさすがにビックリしたのか

掴まれていた肩から、いつの間にか手ははずれていた。


でもでもいまのって、かなりヤバくない?

あんな叫んじゃって、もっと形勢不利にしたかも。


『なんだテメーッ!』って。

『ジタバタしやがってぇ』って。


だったら、このままこの場で……なんてことになったら ――



キャーーーッ!!!