そして、その日はやって来た。 「まずは駅へ行こうか?」 「う、うん」 ニッコリと微笑み、楽し気に歩きだした辻之内。その隣を歩く。 夏休みに入ってすぐ彼からのメールは届いた。 【次の木曜は空いてる?】って聞かれて 【多分大丈夫だと思う】なんて返したあたしだけど。 実をいうと、ずっと待ってたんだ。 そろそろ電話してくるかな? それともメールかな? なんて、携帯の画面といつもにらめっこしてた。 こんなあたし相当ヘンかも。 自分でもそう思うんだけど……。