君と桜の木の下で。

「はぁ?あんたは咲と話でもしてな。夏樹がいなくても大丈夫だし」





そう言って逃げるように里緒は去っていった。





「ったく…あんなに来い来い言ってたくせに…」





ナツ君はブツブツ言ったあとに気まずそうに私を見た。





「…久しぶり。咲」






ナツ君は口元を緩めてそう言った。





「久しぶり。ナツ君」