君と桜の木の下で。

ナツ君はそう言い放った。








「えぇー!何でよー!」









女の子達はブーブー言って、ナツ君を囲んでいた。









「先約いるから。」









・・・先約?








・・・誰?









ナツ君が断ったこと、内心凄く嬉しかった。








だけど・・・先約いるの?











「じゃぁ、祐は?」










「俺もパース。ナツが行かねぇんだったら行かない」