ドキドキしながら、慌ててお弁当を食べた。 「早く行ってきな!片付けとくから」 そして、食べ終わったと同時に、春ちゃんはそう言いながら立ち上がると、あたしの手を引っ張って立ち上がらせた。 「で、でも」 「いーから!早く行ってきなさい」 ポンっと背中を叩かれたと同時にグッと 背中を押された。 「いってらっしゃい」 にっこり笑った春ちゃんの顔を見て、あたしはコクンと頷くと、そのまま教室を出て行った。