「すーっ…はぁぁぁー…すーっ…はぁぁぁー…」


扉の前で何度も大きく深呼吸を繰り返す。


だってあたしは『好き』って気持ちを押し込め、今日も御主人様の身の回りの世話をしなければならないのだから。


そう、自分で自分に暗示をかけていく。