ダルディは、そう言い残して居間へと戻って行った。


ジョウは思い立ったように、手にしていたソ-プリリアと同じ薄い紫色をした柔らかいベルベットの布地を、その作業用の机の引き出しにしまいこみ、早速出かける事にした。



「じいさん、サロン氏に手紙を書いてくれ。今からベルシナへ行ってくる。悪いけど、店の方・・・・・頼む」