もう一度

本に目を向けると…

その本は

何も書かれておらず、

真っ白なページが続くものだった。

「どうして…

ページが真っ白…」

そう小さく呟く私。

誰もいないその部屋で

一人呟いたとしても

返ってくる答えはなかった。