巻き戻っていく景色と、黙って運転する先生。 何も喋らない方が良いのか。 声をかけた方が良いのか。 声をかけても良いが、何を話せばいいのか分からず。 結局、私も黙って大人しくすることにした。 数分経ち、小さな駐車場に着く。 先ほどと同じく、彼は黙ったままドアを開け、外へ出る。 「ちょっと……どこ行くんですか?!」 「お前そこで待ってろ。すぐ戻ってくるから」 早口でそう言うと、バタンと音を立てながらドアを閉めた。 何……? 買い物でもするのだろうか。