そのまま連れて来られた、モーテルの一室。 ベッドの上に投げ出された俺。 「ねぇ…冗談キツいよ。」 「冗談なんかじゃない…援交の噂、本当だったんだな。」 この前と同じ事なのに… 今日は何だか、その言葉が 重く心にのしかかった。 「だとしたら何?別に、桜木に迷惑かけてる訳じゃな…ンンッ!」 弱い自分を見せたくなくて、わざと突き放せば 俺の口から出る言葉を包むように、優しく唇を塞がれた。