困った時だけ頼ってごめんなさい。
神様、どうかお母さんを助けてください。
お母さんはこれまでもいっぱい苦労をしています。
これ以上、苦労はいりません。
あたしの方に来てくれてる受験の神様、もしいたら、今だけお母さんに力を貸してください。
あたしにはお父さんはいないし、おじいちゃん・おばあちゃんとも会ったことがありません。
どうかお母さんが、元気になりますように。
祈るしかなかった。
お母さんにもしものことがあったら、あたしはどうしたらいいんだろう。
不安で不安で、あたしは祈りながら泣いた。
あたしは何にもできない、ただの足手まといな中学生だから。
泣きじゃくるあたしに、マスターが言った。
「大丈夫、心配しなくてもいいよ」



