そんなに早くから、あたしの気持ちに気づかれてたんだ……。
やっぱりあたしは、お子ちゃまだったって事かも。
自分では必死に隠してたつもりだったんだけどな。
「俺、今まで自分にそんな趣味はないと思ってた。
ただ、可愛い子どもの面倒を見ているうちに、情が移ったんだってね。
それなのに、君から『好きな人』に指名されて、ああやっぱりって自覚した。
……許される年になるまで、待たなくちゃダメだって」
あたしを包む腕に、きゅっと力がこもる。
「だから、それを伝えてからここを離れようと思ったんだけど、タイミングが悪かったな。
あれから4年近く経つんだし、もう無理だと諦めてたよ。
偶然会えたと思ったら、苗字は変わってるしさ……」



