天使未満。


「あたしもびっくりしましたよ。

いきなり現れたと思ったら、スワヒリ語話してるし、何だか国際的な人になってて」


「それだけ?」


「え?」


「俺のことは、中学時代のいい思い出にしたい?

それとも、本気で進みたい?」


あ、まださっきの話、勘違いしたままじゃない?


でも、まぁ間違ってはいないし。


「あたしのこと、本気になってもらえるんですか……?」


照れながら、でもきっぱりと言われたのは。



「進んでって言ったのは、芹香だよ。

もう、今更引き返せない位、本気になってる。

……続きは、俺の家で」


言われた言葉に呆然として、勢いで頷いてしまった。