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無事に退院の手続きが終わり、4人で飛鳥の家の車に乗り込む。
「飛鳥と芹香ちゃんに、大事な話があるんだ」
飛鳥のお父さんから切り出された。
「今日は二人の合格祝いと、芹香ちゃんのお母さんの退院祝いを兼ねて、外へ食事をしに行こう。
その時に話すから」
あたしと飛鳥は、顔を見合わせてうなづく。
きっと、あたしたちが想像している通りの話、だろうな。
お母さんは表情を変えずに、黙って外を見ていた。
こんなに早く話をされるとは思わなかった。
それだけ、二人が真剣だっていうことかな、と思ったら嬉しい。
ほんのちょっとだけ寂しいのは、きっとあたしだけのお母さんじゃなくなるせい。
飛鳥はもっと寂しいよね……。



