「うちのお父さんと芹香のお母さんがもし結婚したら、みんなが幸せになれるよね」
「うん、あたしたちを受け入れてもらえるなら、嬉しいよ」
「当然じゃない! おじいちゃんとおばあちゃんも、お父さんの再婚相手をこっそり探してたの、知ってるんだ」
「うちのお母さんで、いいのかな。
高校中退であたしを産んで、ずっと夜のお仕事をしてたけど……」
それが一番気がかりだった。
みんな、陰であたしのお母さんを悪く言ってるのは知ってた。
でも、お母さんはあたしを育てるために、全てを犠牲にした結果こうなっただけ。
お母さんを否定するということは、あたしを否定するのと同じ。
お母さんの事をちゃんと理解してくれる人じゃなきゃ、こっちも認められない。



