「そんなの当たり前。

何が何でも○○高校へ合格したいっていう子と、どこでもいいやっていう子がいたとすればさ、絶対熱意のある方が有利に決まってる。

考えてごらん。

星沢さんへ2人の男の子が告白してきたとするよ。

1人は『どうしても君じゃなきゃダメなんだ』っていう告白。

もう1人は『誰でもいいから付き合いたいんだ』って迫ってきた。

どっちと付き合いたい?」


「そりゃあ、1人目の方がいいです……」


ああ、そっか。


「そういう気持ちって、もちろん自分のやる気にも表れるけど、面接の時にも出ちゃうものだよ」