3、逆説の接続詞の後ろに注目


「指示語とは反対に、『だが』や『しかし』、『けれども』といった接続詞が出てきた場合、それの後ろには重要な文章が書かれていることが多いんだ。

例えば、その論説文のテーマだったり、作者の意見や主張が続くこともある。

だから、もし問題文にこの接続詞がでてきたら、それを丸で囲むといいよ。


例えばこんな感じかな?

『確かに使い捨てのものは便利で楽だ。しかし、このまま使い捨てを続けていたら、地球の環境はどうなるのだろうか』

どう?

しかし、の後ろが論説文のテーマになってるよね。


『私自身、便利な使い捨て製品を愛用している。けれども、今後はリサイクルを考えて購入しようと思う』

これだと、けれども、の後ろが筆者の考えだ。

繰り返すけれど、論説文で大事なのは君の考えじゃなく、筆者の考えだからね」


あたしは何度も首を縦に振った。