【改正版】好きと言わせて...。

「まだ言いたいことがあるのに!」




龍の態度にイラつきが隠せない。




「まぁまぁ、愛ちゃん。落ち着いて。」




そんなあたしを落ち着かせようとするなっちゃん。





ねぇ、なっちゃん。




あたしの気のせい?







口元が笑ってるみたいに見えるんだけど・・・・








「あっ、そうだ。あした布を買いに行きたいんだけど、暇な人いない?型紙はあたしが家で造ってくるから。」





なっちゃんが思い出したように問い掛ける。





「あたしは部活があるな・・・」




「あたしも・・・」




他の衣装係は行けないみたいで、申し訳なさそうに言った。





「そっか、それならしょうがないね。愛ちゃんはどう?明日忙しい?」