【改正版】好きと言わせて...。

「盛り上がってるなー。」



ふと背後から聞こえた声に振り返ると、龍が立っていた。




「何してんだ?」




「7人の小人の衣装考えてたんだ。すごいんだよ。これ全部、ほとんどなっちゃんが考えたの。」




あたしは龍にデザイン画を見せた。




「へー、すげーな。才能あるんだな!」




デザイン画を見た龍は、少し驚いていた。




そりゃー驚くよね。なっちゃんのデザイン画、デザイナーが描いたみたいなんだもん。




「そんなことないよ。それにみんながアイデア出してくれたから。もちろん愛ちゃんも。」




照れたように言うなっちゃんは、心なしか嬉しそうに見えた。