【改正版】好きと言わせて...。

「疲れた〜」




あたしは腕をだらーんと垂らし、机に突っ伏せた。




「あっちぃー」




拓也は額の汗を手で拭い、ブレザーを脱いで腕捲りしている。




「ったく、遅刻しそうになったのは誰のせいだよ。」



拓也と同じように腕捲りしながらあたしと拓也の方を見てくる龍。




ちなみに席順はあたしの隣が拓也。あたしの前が龍。龍の隣が美園。




「あたしのせいです。」




しょんぼりとして答えた。