その後、撮影も終わりあたし達は落書きコーナーに移動した。



龍達は飲み物を買いに行くと行ってあたし達の元を離れた。





落書きをする時にあたしはさっきの状況が、やっと分かった。




ほっぺに触れたのは、やっぱり龍の唇だったんだ。あたしの横からは龍の顔が、美園の横からは拓也の顔が出ていて、ほっぺにキスをしている。




龍の腕があたしの首に巻き付けられているプリクラを見ると、やっぱり変な顔してた。



美園もあたしと同じように変な顔してた。




そんなあたし達に対し、龍と拓也はしっかりカメラ目線で笑顔だった。