【改正版】好きと言わせて...。

「龍!」



あたしは勢いよく図書室のドアを開けた。



そこにはさっきあたしを送り出した時と同じ表情の龍がいた。



「おいで。」



両手を広げた龍の胸にあたしは飛び込んだ。



龍はあたしの背中に手を回してあたしを抱きしめた。あたしも龍の背中に手を回して、龍を抱きしめ返した。




「龍、好き。大好き。」



「俺も。愛が大好きだ。」



あたし達は何度も気持ちを伝え合った。