【改正版】好きと言わせて...。

すでに半泣きのあたしと美園。怖いよぉ。



「怖いなら俺の腕掴んでればいいから。」


美園に腕を差し出す拓也。その腕を



「・・うん。」



素直に掴む美園。



そんな優しい拓也に対して龍はと言うと。



「何だ、愛怖いのか?」


腕を差し出すどころかあたしより数歩前を歩いている。



「こ、怖くなんかないわよ!!」


なんて強がってみたけど、ほんとはものすごく怖い。



「ふーん、じゃあ、俺先行くわ。」


スタスタ歩いていく龍。わーーー、置いてかないで!!なんて素直に言えなくてあたしはビクビクしながら歩いた。



すると突然肩に重みがかかって、恐る恐る振り返ると、