「これ、俺の」




最後に「わかった?」と付け足すと、男二人は何度も首を上下にふっている。




わかったならいいけど……。








……なんて俺が思うわけなく、倒れている男一人に「大丈夫か?」と言って手を差し伸べた。




案の定男は俺の手を握り、立とうとする。