その姿さえ可愛くて、俺は後ろから花を抱きしめた。




ふわっと、花から甘い香りがする。




「ん?なんでもねーよ」




「え……あの……」




アタフタする花を抱き締める力を強めて、さっきよりもキツく抱き締める。




花は観念したのか、恥ずかしそうに顔を赤めて俯いた。