けど、やっぱり“キスしてた”なんて言いたくなくて、私はどうしていいかわからず、翼くんを見上げた。
きっと私は、“キスしてた”って言いたくないんじゃなくて、認めたくなかったのかもしれない。
翼くんが……女の子とキスしてた事を。
漆黒の瞳に吸い込まれそうになりながら、翼くんをじっと見つめる。
きっと私は、“キスしてた”って言いたくないんじゃなくて、認めたくなかったのかもしれない。
翼くんが……女の子とキスしてた事を。
漆黒の瞳に吸い込まれそうになりながら、翼くんをじっと見つめる。

