ポロポロと、こみ上げてきた涙が流れ出す。




「バカ?お前」




優しい翼くんの声に、パット顔をあげると、視界にはいった翼くんの顔は頬がゆるんでいた。




え……?




翼くんの香りに、ぎゅっと包まれる。