【完】悪魔彼氏にKISS

かっこよくなったしなんて言えなくて、言葉を詰まらせた私の耳元に、翼くんは口を寄せる。




熱い吐息が耳にかかって、カァッと赤面した。




「わからなかったんだ。 俺はすぐにわかったけど? 眼鏡かけてても」




―――――ドキッ。




甘い台詞に、胸の鼓動が段々速くなる。