【完】悪魔彼氏にKISS

ふっと翼くんが笑ったのと同時に、私の顔はまたまた赤くなってゆく。




ミ……ミカちゃん、余計な事言わなくていいのに……。




私は赤い顔を隠したくて、翼くんの胸にぽふっと顔を預けた。




「何それ? 可愛すぎんだけど」




「な……っっ、それより、ミカちゃんから聞いたのは中学生の時なのに、どうして今も翼くんの事好きだってわかるの?」




「もう黙れって」




翼くんは煩いとでも言うかのように……私の口を塞いだ。