かえしますと言おうとした私の声を遮って、翼くんがパッと見たことない色のカードを出した。




黒?




ブラックカードなんてあったっけ?




私ゴールドまでしかしらないや。




なんて悠長な事を思っている暇はなく、私は必死に首を振る。