すっかり約束を忘れていた私は、やっと思い出すと、 「ごめんね龍君! ちょっと用事があって……また今度ゆっくり話そうね!」 といって、理科室から飛び出した。 手鏡をみながらコンタクトをして、教室まで全力で走る。