HRが終わると、かざ…大雅ちゃ…風間先生は大きな欠伸をしながら出ていった。

友達出来るかな…

そんな思いが改めて押し寄せてくる。
そんな不安のもと、静かに窓際の一番後ろの席に着席すると、前に座っていた子がクルッと振り返った。


『うわぁっ!?』

「え!?わぁぁ!!」


ビックリした…だって振り向いていきなり大きい声出して驚くんだもん。

「「…ぷっ」」

その後の沈黙が可笑しくて、2人同時に吹き出して笑ってしまった。


2人で気が済むまで笑ったあと、笑いながら目に涙をためて自己紹介をしてくれた。


『…アタシは賀川奈津紀、ソフト部!よろしくね!』

「あ、私は宮内木波。前の学校では吹奏楽部に入ってたの、よろしく!」


どうやらさっきの驚きは振り返った時の私の顔が思ってたより近かったのにビックリしちゃったみたい。


良かった、取り敢えず仲良しの子が一人でもいればやっていける!はず!


「賀川さん、あのね」

『やっだ!奈津紀でいいよ?』


それにしても元気だなぁ。
じゃあ、なっちゃんは?
って聞いたら『その呼ばれ方久し振り』って言いながら笑顔で了承してくれた。


「私はね、前キナって呼ばれてたよ」

「え、ウケる!なんで?」

「木波ってキナミとも読めるじゃん」


キーンコーン
カーンコーン



そんなやり取りを数回繰り返した時、丁度一時限目の授業のチャイムがなった。

一時限目は、数学。





**
授業中になっちゃんから
"キナと仲良くなれそう!"
って手紙が来た。
嬉しいな。
**



そうだ、部活決めないとなぁ