ところで私にはお兄ちゃんが2人いる。因みに双子。
下のお兄ちゃんの名前は慧斗、今大学2年生。
勉強が得意で、今は早○田大学に行ってる。
大学に通うために今は一人暮らし中。
上のお兄ちゃんは直斗。プロ野球選手。
お察しの通り、運動が得意。
球団の寮で生活中。

たまに帰ってきて、3人で遊んだりしてるんだ。


「もう、木波が暮らす部屋も確保してあるからね。」

………あれ?
、、、、、
私が暮らす部屋?

「あの…さ、もしかして私一人暮らしするの?」

お母さんは何の疑問を持った風もなく、そうよ、と頷いた。

お父さんとお母さんが引っ越すなら私も一緒にいけばいいじゃない。
そんな素朴な疑問を聞いた。

「………仕方ないか。お父さん、言っちゃう?」

「…まぁ、いずれわかることだ。今話してもいいんじゃないか」


い、意味がわからないんだけど…。
私が首を傾げているとお母さんは私の態度を横目にあのね、と切り出した。

「木波はもう高校生でしょう?お兄ちゃん逹2人とも一人暮らしをしているし、木波も一人暮らしの練習をさせておこうかなって思ったのよ。」


…あぁぁ!そっか、成る程!
だから所々不自然な所があったのね。でもこれでちょっと心が軽くなったみたい!

「あ、じゃあ転勤の話は」

「あれはホント」


…まぁ、また新しい気持ちで挑もう!
明日にでもそのアパート見に行ってみようっと♪