聞こえた声は佐久羅の少しハスキーな声だった。



「何で…来たのよ…」



「心配だから。それだけ。」



佐久羅って馬鹿だよね…。
そーゆー優しさがダメなんだよ…。


あたしと佐久羅はそのまま話して泣いて寝た。
起きたら既に夜の9時を過ぎていた。



「やっば…。結構寝たね…。今日いろはの家泊まろっかな…。」



「いいけど…荷物は?」



「制服だけあればいろはの服借りるし…。」



そのまま佐久羅は一旦家に帰って制服をもってきてあたしの家で寝た。



「ん…」



やっば…昨日寝すぎたかも…。
今日は学校行こうかな。



「いろはー…今日学校行かない…?」



「そのつもりだけど…。」



まあ勉強しなきゃいけないし…。
つばさに会うことがなければ…。