「シズクさんっ!」



私の声を聞いて、カズタカ君も私の元へ走ってきた。



「走ってきたんすか?大丈夫っすか?」

「ゼーッゼーッ、だ、大丈夫。」



いつぶり。こんな走ったの。

本当に、カズタカ君に会ってからだいぶペースが乱れてる…。



「フー…。」

「落ち着きました?」

「う、うん。ごめん。」

「なんで謝るんですか?呼び出したの俺なんで、気にしないでください。」



笑った顔になぜか安心する。